Topics 2008/3/4〜5 四国西部における人工地震探査の観測波形 (in Japanese) ✏ 2008/3/25 掲載

   防災科学技術研究所では, 2008年3月4日未明と5日未明に四国西部(愛媛県,高知県)において人工地震を用いた地殻構造探査を実施しました。 この実験の目的は, 四国西部おける深部低周波微動の発生源周辺の微細な構造と正確なプレート境界の位置を明らかにすることです。 この実験のために360点の臨時地震観測点を道路わきなどに設置して約2週間観測いたしました (図1)。 人工地震震源は合計6点を設定し,このときの人工地震の震動波形は, 高感度地震観測網(Hi-net)でも明瞭に記録されております(図2図7)。 今回の探査の解析結果は, 2008年11月につくば市で開催される第7回アジア国際地震学連合(ASC)総会において発表される予定です

   図1は 今回実施した人工地震の位置() を示します。 今回の実験に合わせて展開した臨時地震観測点を赤点(三成分地震計)と 黒点(上下動地震計)で示します。
はHi-netの観測点, はF-netの観測点, ▽は他機関の地震観測点です。紫線は活断層を示します。

   図2図7は Hi-netで観測された人工地震の観測波形を震央距離順に並べたものです(SP1〜SP6)。 縦軸は震央距離を表し,人工地震の震央位置を0kmとしています。 震動波形には2〜15Hzの帯域通過フィルタを適用してあり, その振幅はそれぞれの観測点の最大振幅で規格化しています。 横軸は時間を表し,人工地震の発生時刻を0秒としています。 この図を見ると震央距離約200kmまでは震動波の初動を確認することができます。 また初動到着のあとにも振幅の大きな波群が認識されます。 この波群には深部低周波微動源周辺の構造や地下のプレート境界の位置の情報が含まれていると考えられます。

深部低周波微動については,以下のリンクをご参照ください。 関連情報
● 図1 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図2 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図3 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図4 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図5 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図6 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
● 図7 【画像をクリックすると,2339x1653(px)サイズで表示されます】
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