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Topics 2004年9月5日 紀伊半島南東沖の地震特集 ✏ 2004/9/6 掲載

2004年9月5日19時07分及び23時57分に,紀伊半島南東沖で気象庁マグニチュード6.9及び7.4の地震が相次いで発生した。 さらに 9月7日8時29分には気象庁マグニチュード6.4の最大余震が発生した。 震源位置は1944年東南海地震(M7.9)の震源域周辺の南海トラフ沿いであった。 F-netのメカニズム解析では,深さ10km前後で逆断層型の解が得られているが,低角ではないことから, プレート境界型ではなくフィリピン海プレート内部で発生した地震であると考えられる。 Hi-netルーチン処理で求められた深さはいずれも20km前後であり,観測網から離れた海域における震源決定精度を考慮するとF-netの解析結果とはそれほど矛盾しない。

█関連論文
█第131回地震調査委員会提出資料
█強震関連
█その他
Hi-netおよびF-netによるメカニズム解


Hi-net及びF-netによるメカニズム解
Hi-net暫定処理による前震位置 F-netによる
前震メカニズム解
発震時刻 2004/9/5 19時07分07秒 P軸方位/鉛直角 356/83
緯度 33.05N T軸方位/鉛直角 183/7
経度 136.78E 節面1走向/傾斜 267/52
深さ 15km 節面2走向/傾斜 85/38
M 6.9 深さ 14km
Mw 7.2
品質 91.73
Hi-net暫定処理による本震位置 F-netによる
本震メカニズム解
発震時刻 2004/9/5 23時57分17秒 P軸方位/鉛直角 355/77
緯度 33.17N T軸方位/鉛直角 110/28
経度 137.14E 節面1走向/傾斜 245/62
深さ 25km (固定) 節面2走向/傾斜 114/39
M 7.1 深さ 11km
Mw 7.5
品質 91.09
Hi-net暫定処理による
最大余震位置
F-netによる
最大余震メカニズム解
発震時刻 2004/9/7 08時29分36秒 P軸方位/鉛直角 3/84
緯度 33.19N T軸方位/鉛直角 256/20
経度 137.34E 節面1走向/傾斜 290/54
深さ 25km 節面2走向/傾斜 73/42
M 6.6 深さ 11km
Mw 6.5
品質 77.40


▼防災科研F-netによる前震のCMT解
防災科研F-netによる前震のCMT解

▼防災科研F-netによる本震のCMT解
防災科研F-netによる本震のCMT解

▼防災科研F-netによる最大余震のCMT解
防災科研F-netによる最大余震のCMT解

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