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█ AQUAシステムとは?
新AQUAシステム
防災科研Hi-net・F-netのデータを用いた超即時震源決定システムのことで,およそ震度3以上を観測するような比較的大きな地震について,即時的に震源情報を発信します。
Accurate and QUick Analysis System for Source Parameters.
新AQUAシステムでは,まず全国の観測点からリアルタイムに伝送されるHi-net連続データを用い,防災科研研究参事の堀内茂木が開発した着未着法に基づいて即時的に震源を推定します。着未着法では,最低2点でのP波到達時刻に加えて,他の点では未だ到達していないという情報を用いますので,通常の震源決定処理に比べてより即時的な震源決定が可能となります。この手法で推定された震源情報を AQUA-REAL と呼びます。
従来どおり5000nm/s以上の震動を記録した観測点での震動が記録された時刻を元に,波面推定法,および最小二乗法による震源位置(緯度/経度/深さ/時刻),地震規模(マグニチュード)の推定を並行して行います(AQUA-RAPID, AQUA-HYPO)。
なお,AQUA-REALの情報はAQUA-RAPID, AQUA-HYPOの情報に優先して公開されます。
AQUA-REALまたはAQUA-HYPOの震源位置データから,引き続きモーメントテンソル解析によるメカニズム推定(AQUA-MT, AQUA-CMT) が実施されます。
以上の解析手順をまとめると,公開される情報は通常,AQUA-REAL ⇒ AQUA-RAPID ⇒ AQUA-HYPO ⇒ AQUA-MT ⇒ AQUA-CMTのように推移していきますが,誤差が大きいなど信頼性が劣ると判断される場合には,その情報は公開されません。
1.AQUAシステム震源速報
2.Hi-net最新震源マップ
3.メカニズム解カタログ
4.Hi-netとは?
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