Topics 平成12年(2000年)鳥取県西部地震 ✏ 2000/10/18 掲載
高感度地震観測網による暫定解析結果



▼図1 鳥取県西部地震の余震震央分布   (2000年10月6日から12月31日の間に,鳥取・島根県境付近で発生した地震の震央分布)
鳥取県西部地震の本震震央から周囲約50km以内の16観測点に限定して得られた震央位置(再検測処理結果)を点で表示しました。 余震域南東部では,南東から北西に向かって直線的に震央が並んでいます。 余震域北西部(鳥取・島根県境付近)では震央が面的に広がっていますが, その中でも震央が幾本かの列に集中している様子が見受けられます。 余震域の南西で10月8日から始まった地震活動の震央は,鳥取県西部地震の余震分布とほぼ平行に並んでいます。


▼図2 本震発生以降1日ごとの震央分布 (2000/10/06-12/31)
本震震央から周囲約50km以内の16観測点(図中+印)に限定した再検測処理結果
なお,10/14 (土)は研究所設備定期点検に伴う停電のため,欠測となっております。

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▼図3 本震発生当日(10/6 13:30-23:59)の震央分布及び主な地震の発震機構解(下半球投影)
本震震央から周囲約50km以内の13観測点(図中+印)に限定した再検測による暫定処理結果
図中印は本震の震央位置をあらわします。

発震時 緯度 経度 深さ 走向 傾斜角 すべり角
2000/10/06 13:30:18 6.8 35.27N 133.35E 7.8km 220.1 / 312.4 82.2 / 73.9 163.7 / 8.2
2000/10/06 13:45:48 4.8 35.27N 133.35E 13.2km 216.0 / 310.2 79.4 / 68.7 158.3 / 11.4
2000/10/06 14:36:11 4.6 35.19N 133.43E 8.3km 233.4 / 323.4 87.6 / 88.2 178.2 / 2.4



▼図4 伯太高感度地震観測施設における本震観測波形
伯太高感度地震観測施設は,鳥取県西部地震の本震震源からおおよそ11kmの距離に位置します。 上に示した図は13時台における上下動成分1時間の記録で,1分ごとのトレース間隔が振幅10-3m/sに相当します。

通常の連続波形画像のコーナーでは, この1000倍のスケールで波形を拡大表示し,公開しています。
上の図を普段のスケールで表示すると このような図 (※1)となります。

※1 オープンされた図は伯太高感度地震観測施設における13時台の上下動成分1時間の記録で, 1分ごとのトレース間隔が振幅10-6m/sに相当します。
振幅は2.5x10-5m/sでクリップするように描かれています。 実際の記録では,4x10-2m/s以上の振幅が得られています。



█ 鳥取県西部地震震源域に発生していた深部低周波地震 ●深部低周波地震の発生位置
2000年6月14日に,鳥取県,島根県県境付近で,深さ約30kmに低周波地震が発生しました。 震源は,今回の鳥取県西部地震のやや西側ですが,余震分布が屈曲する場所にほぼ対応しています。 なお,ここにプロットされている余震活動は10/6〜10/16のものです。

●深部低周波地震の波形例
(上)P,S波を含む30秒間の記録例
(下)上の波形を含む7分間の記録例
この深部低周波地震は孤立的なイベントではなく,継続時間が非常に長いのが特徴です。
長い継続時間の波動には,複数の低周波地震が含まれているようにも見えますが,微動のような波動を示しています。

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