Topics 2011年3月9日 三陸沖の地震 ✏ 2011/3/9 掲載
概要 現在の地震活動 メカニズム解 地震波が伝わる様子 強震動

█ 概要

   2011年03月09日11時45分頃に三陸沖を震源とするM7.2(気象庁暫定値)の地震が発生し, 宮城県北部で震度5弱を観測しました。 防災科研広帯域地震観測網F-netデータに基づく解析によると,この地震の震源の深さは約20kmで, 発震機構解は西北西−東南東に圧縮軸を持つ低角逆断層型でした。 このことから,この地震は,沈み込む太平洋プレートと陸側のプレートの境界部で発生したと考えられます。 なお,この地域では,1981年にM7.0の地震が発生しています。


左に,今回の地震(赤★)と周辺で過去に発生したマグニチュード (M)7以上の地震(黄★)の震央分布を示します。 平面図(左上)から,今回の地震は,1981年の地震の震央に近く,宮城県沖の地震(1978年,2005年) よりも沖合いに位置することが分かります。
また,平面図で破線に囲まれた範囲における東西方向の断面図(左中)を見ると, この地域で発生する地震は沖合い(右側)で浅く,陸に近付くにつれて深くなることが分かります。 これは,この地域の地震は,陸側のプレートの下に沈み込む太平洋プレート沿いに多く発生していることを表しており, 今回の地震も両プレートの境界部で発生したものと考えられます。
左下には,平面図中の赤枠で示した範囲におけるM-T図を示します。 この地域でM7級の地震は1981年以来ですが,M5程度の地震は高い頻度で発生していることが分かります。

※過去の地震の震源情報は,気象庁による震源カタログを使用しました。



█ 最新7日間の震源分布図




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