Topics 2011年7月5日 和歌山県中部の地震 ✏ 2011/7/12 掲載
概要 現在の地震活動 強震動

█ 概要

   2011年7月5日19時18分頃に和歌山県中部を震源とするM5.5(気象庁暫定値)の地震が発生し, 和歌山県広川町・日高川町で最大震度5強が観測されました。 その16分後にもM4.5(気象庁暫定値)の地震が発生し,日高川町で最大震度4が観測されました。 いずれの地震も,深さは7〜9kmであり,発震機構解は北西−南東圧縮の逆断層型を示しています。 この地域には,仏像構造線が通っています。今回の震央は,仏像構造線の地表トレースから約2km南に位置します。

Fig1
図1
Hi-net定常処理(自動処理解を含む)による震央分布を示す(2000/10/1-2011/7/11)。 7/5以降に発生した地震は黒線で縁取ってある。 7/5の19:18および19:34の地震の,Hi-netおよびF-netの発震機構解(暫定)を合わせて示す。 活断層(活断層研究会,1991)を紫実線で示す。 四角で囲まれた領域は図2において精密震源再決定をした領域を示す。


Fig2
図2
波形相関データを用いたDD法による精密震央分布(2000/10/1-2011/7/11)。 図中の黒線は図3の断面の位置を示す。 A-B断面は断層の走向と平行な方向・C-D断面は断層の走行と直交する方向である。


Fig3
図3
図2のA-B, C-Dに投影した精密震源分布(2000/10/1-2011/7/11)とP波速度構造 (Matsubara et al., 2009)。 それぞれの断面から片幅2km以内の地震を示す。 発震機構解の断層面の一つの走向と直交するC-D断面(N130°E)から,北西傾斜の断層に沿って地震が分布し,低速度領域と高速度領域の境界に位置しているように見える。


Fig4
図4
M-T図(図1の□で囲まれた領域)1〜2年半おきにM3.5を越える地震が発生している。 2010年3月にM4.1の地震が発生した。東北地方太平洋沖地震の前後では,地震活動の変化は見られない。




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