Topics 2011年6月30日 長野県中部の地震 ✏ 2011年6月30日発表,7月13日更新
概要 現在の地震活動

█ 概要

   2011年6月30日8時16分頃に長野県中部を震源とするM5.4(気象庁)の地震が発生し,長野県松本市で最大震度5強が観測されました。 その5分後にもM5.1(気象庁)の地震が発生し, 松本市で最大震度4が観測されました。 いずれの地震も,深さは4〜5kmと浅く,発震機構解は西北西−東南東圧縮の横ずれ断層型を示しています(図1)。 この地域には,糸魚川−静岡構造線断層帯を構成する活断層の一つである牛伏寺断層が通っています。 精密な震源再決定を行った結果(図2),今回の震央は牛伏寺断層の地表トレースより2km西に離れています。 しかし,その後の余震活動が牛伏寺断層近傍まで延びており,今後の活動推移に注視する必要があります。 この領域では,3月11日の東北地方太平洋沖地震後に地震活動が活発となり(図3), 5月中旬には今回の震源域の南側において地震活動が活発化していました(図4)。
これまでの微小地震活動については,浅野ほか(2010)で詳しくまとめられていますので,そちらをご参照下さい。
2011年6月30日発表,7月13日更新


図1


図2


図3


図4


参考資料
浅野陽一・武田哲也・行竹洋平・三好崇之・小原一成・笠原敬司, 糸魚川−静岡構造線断層帯における観測網整備によって明らかになった地震波速度構造と地震活動, 防災科学技術研究所研究報告,77,31-47,2010.




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