Topics 2006年11月15日 千島列島の地震 ✏ 2006/11/15 掲載

2006年11月15日の地震

   2006年11月15日20時15分ころ, 千島列島シムシル島沖を震源とするマグニチュード8.1(気象庁速報値)の地震が発生し, 北海道や東北地方では,この地震による津波を観測しました。 この地震による地震波は,防災科学技術研究所高感度地震観測網Hi-netの記録 (図2) によると九州地方まで明瞭に観測されており,その後,表面波が継続しているとともに, 余震が相次いで発生している様子が見られます。 表面波は長周期成分に卓越するため,振動の幅が長く,画面上は白っぽく見えますが, 余震のP波やS波は短周期成分に卓越し,震動が細かく黒っぽく見えます。 また,本震発生の約40秒前に, P波初動の到着パターンが本震とほぼ同様である小さな地震が発生していたことがわかります。

   防災科学技術研究所広帯域地震観測網F-netの記録を震央距離順に並べると (図3), P波初動から長周期成分に富んでおり,表面波が長時間継続している様子がよくわかります。

   このF-netデータに基づくモーメントテンソル解暫定処理結果を (図4) に示します。 これによると,震源の深さは浅く, 断層面の走向が千島海溝とほぼ平行な逆断層型のメカニズム解であることから, プレート間地震であると考えられます。


▼図1 震源分布図
震源情報は,米国地質調査所 (USGS) National Earthquake Information Center (NEIC) のホームページに掲載されているものを利用した。


▼図2 連続波形画像
高感度地震観測網Hi-netによる2006年11月15日20時台における1時間分の連続波形画像。 描画されている観測点配置はこちら


▼図3 F-net波形記録ペーストアップ   (震央距離順に並べて示す)
▼図4 F-netモーメントテンソル解 暫定処理結果
モーメントマグニチュードMw7.8の逆断層型メカニズム解が推定された。図の見方については, こちら

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