防災科研Hi-netや気象庁等の地震観測施設では,地震計の記録を24時間休むことなく収録し続けています。 連続波形画像は,このように連続して収録されたデータ 1時間分を1枚の画像で表現したものです。 画像中の記録は,かならず毎正時(0分)から始まります。 画像が何時台の記録を描いているかは,画像上部に記載されています。 また,表示画像を選択するときにはこの時間を指定します。 地震計は通常,地面の振動を3つの方向(東西・南北・上下)に分けて記録するようになっていますが, 連続波形画像ではそのうちの上下方向の振動の様子のみを描画しています ()。 波形描画の際は,1時間の波形記録を1分毎に分割し,画像の上から下に時間順に並べています。 また,各分の波形は左から右に時間が進行するように描かれます。 従って,最上段の左端は0分0秒を表し,各段の右端はその下の段の左端につながります。 最下段の右端が「終了時刻」になり,次の正時の直前に相当します。
Hi-netで使用されている地震計は,地面の揺れの速さ(地動速度)を記録しています。 ある地動速度がどのくらいの高さの変動で描かれるかを表すスケール(振幅スケール)が,画像の右上に記載 されています。 この I の高さが,その右に記されている速度に相当します。 トレースとトレースの間隔は,この高さと同じ間隔になるように描かれています。 地動の速度は大変小さい為,nm(ナノメートル)/s(秒)という単位を用います。
1nm = 0.000000001m(1/1000ミクロン)に相当します。
防災科研の観測点につきましては,観測点のノイズの状況に応じて,この振幅スケールを変えて描画しており ,
1000nm/s,5000nm/s,25000nm/s の3種類があります。
5000nm/s,25000nm/s の画像では,1000nm/s の画像と比較すると,それぞれ 1/5,1/25 の振幅で描かれることになります。
また,気象庁の観測点につきましては, 1000nm/s,5000nm/s,10000nm/s,50000nm/s,100000nm/s,500000nm/s の6種類があります。

ただし,上下動方向の振動を記録する地震計で「異常」状態が継続している場合は, 水平方向の振動の様子を描画しています。